フォシーガとリベルサスを処方された|2型糖尿病の薬2つの仕組み・飲み方・副作用を調べてみた

治療・通院

こんにちは、青い彗星です。HbA1c 13.2%で2型糖尿病と診断されたとき、主治医から処方されたのがフォシーガとリベルサスという2種類の薬でした。

「どんな薬なの?」「副作用は?」「飲み方に注意はある?」と気になったので、添付文書や公的な資料を中心に調べた内容を、自分の体験と一緒にまとめます。

※この記事は医療の専門家ではない個人が調べた内容と体験の記録です。薬の効果や副作用には個人差があります。服用については必ず主治医・薬剤師の指示に従い、自己判断で中止・変更しないでください。

診断されたときの状況はHbA1c 13.2%で2型糖尿病と診断された40代の私が、最初に知っておきたかったことにまとめています。

まずは2つの薬の違いをざっくり比較

フォシーガリベルサス
一般名ダパグリフロジンセマグルチド(経口)
薬の種類SGLT2阻害薬GLP-1受容体作動薬
主な働き余分な糖を尿と一緒に排出するインスリンの分泌を助け、食欲や血糖の上昇をおさえる
飲み方1日1回1日1回、起床後の空腹時に少量の水で
よく知られる副作用頻尿、脱水、尿路・性器の感染症吐き気、下痢、便秘などの胃腸症状
単独での低血糖起こりにくいとされる起こりにくいとされる

どちらも「単独では低血糖を起こしにくい」「体重が減りやすい」という特徴がある一方で、効き方はまったく違います。ここから1つずつ深掘りします。

フォシーガ(SGLT2阻害薬)とは

糖を「おしっこから捨てる」薬

腎臓には、一度こし出したブドウ糖を体の中に回収する「SGLT2」という仕組みがあります。フォシーガはこのSGLT2の働きをブロックして、余分な糖を尿と一緒に体の外へ出すことで血糖値を下げます。

インスリンの働きに頼らずに血糖を下げるので、単独では低血糖を起こしにくいとされています。糖と一緒にカロリーも捨てることになるので、体重が減りやすいのも特徴です。

また、フォシーガは2型糖尿病だけでなく、慢性心不全や慢性腎臓病の治療薬としても承認されています。

飲み方

2型糖尿病の場合、通常は1日1回5mgから始まり、効果が不十分なときは10mgに増量されることがあります。

私に処方されているのは1日1回5mgです。

知っておきたい副作用と注意点

  • 頻尿・脱水:尿の量が増えるので、こまめな水分補給が大切とされています
  • 尿路感染症・性器感染症:尿に糖が多く含まれるため起こりやすくなるといわれています。排尿時の痛みやかゆみがあれば早めに相談
  • ケトアシドーシス:まれですが重い副作用。血糖値がそれほど高くなくても起こることがあるとされ、強いだるさや吐き気、腹痛があればすぐ受診
  • 他の薬との併用時の低血糖:インスリンやSU薬などと一緒に使う場合は注意が必要

特に覚えておきたいのが「シックデイ」です。発熱や下痢・嘔吐などで食事がとれないときは、脱水やケトアシドーシスのリスクが高まるため、服用を休むよう指示されることがあります。どうすればいいかは、事前に主治医に確認しておくと安心です。

ちなみに私は診断前から頻尿の症状があったので、飲み始めたらさらにトイレが近くなるのでは…と心配していました。ですが、今のところトイレの回数は特に変わらないと感じています。

リベルサス(経口GLP-1受容体作動薬)とは

注射だった薬が「飲み薬」になった

GLP-1は、食事をとると小腸から出るホルモンで、血糖値が高いときにインスリンの分泌をうながします。GLP-1受容体作動薬は、このホルモンと同じように働く薬です。

同じ成分(セマグルチド)の薬はもともと注射薬でしたが、リベルサスは世界で初めての飲み薬タイプのGLP-1受容体作動薬として登場しました。

主な働き

  • 血糖値が高いときにインスリンの分泌を助ける
  • 血糖値を上げるホルモン(グルカゴン)をおさえる
  • 胃の動きをゆっくりにして、食後の急な血糖上昇をおさえる
  • 食欲をおさえる方向に働く

血糖値が高いときにだけ働く仕組みなので、単独では低血糖を起こしにくいとされています。

飲み方にかなりクセがある

リベルサスは飲み方のルールが厳しい薬です。胃の中に食べ物や水が多いと吸収されにくくなるためです。

  • 1日のうち最初の食事や飲み物の前、空腹の状態で飲む
  • コップ約半分(120mL以下)の水で飲む(お茶やコーヒーは不可)
  • 飲んだあと少なくとも30分は、食べたり飲んだり、他の薬を飲んだりしない
  • 錠剤は割ったり、砕いたり、かんだりしない

量は1日1回3mgから始めて、4週間以上たってから7mgに増やすのが基本で、さらに効果が不十分な場合は14mgまで増やすことがあります。最初の3mgは、体を薬に慣らすための量とされています。

私は今3mgを飲んでいます。飲んだあとの30分をただ待つのはもったいないので、その時間に犬の散歩に出かけることにしました。散歩から帰るころにはちょうど30分以上たっているので、そのまま朝食にできます。「待ち時間」を「運動の時間」に変えられるので、個人的にはかなりおすすめの過ごし方です(散歩中に水やお茶を飲まないようにだけ注意しましょう)。

知っておきたい副作用と注意点

  • 胃腸の症状:吐き気、下痢、便秘、おなかの張りなど。飲み始めや増量したときに出やすいといわれています
  • 急性膵炎:まれですが重い副作用。背中まで響くような激しい腹痛や嘔吐があればすぐ受診
  • 胆石・胆のう炎:おなかの右上の痛みや発熱があれば相談
  • 他の薬との併用時の低血糖:SU薬やインスリンとの併用時は注意

また、急に血糖値が改善すると、糖尿病網膜症が一時的に悪化することがあるとされています。私は診断前に目のかすみがあったので、眼科での定期的なチェックも大事にしたいと思っています。

実際に飲んでみて感じた変化は、便がよく出るようになった(少しゆるめ)ことです。ただ、同じ時期にベジファーストで野菜をしっかり食べるようにしたので、薬の影響なのか、食事が変わったからなのかは正直分かりません。今のところ日常生活に困るほどではありませんが、ひどくなるようなら主治医に相談するつもりです。

2つの薬を併用する意味

フォシーガは「腎臓から糖を捨てる」、リベルサスは「インスリンやホルモンの働きを整える」と、効き方がまったく違うので、組み合わせることで別の角度から血糖値を下げることが期待されます。

どちらも単独では低血糖を起こしにくく、体重が減りやすい方向に働く薬です。HbA1cが13.2%とかなり高かったので、しっかり下げるためにこの組み合わせになったのだと理解しています。

主治医からは、水かお茶(麦茶などのノンカフェインの飲み物)を1日に1〜2リットル飲むように言われています。フォシーガで尿と一緒に水分も出ていくので、脱水を防ぐためだと理解しています。カフェインの入った飲み物は利尿作用があるので、ノンカフェインを選ぶようにしています。

薬だけに頼らない

薬はあくまで治療の一部で、食事や運動と組み合わせることが前提です。私は薬と並行して、夕食後の筋トレと散歩、ベジファースト、白米から雑穀米・オートミールへの置き換えを続けています。

また、リベルサスと同じ成分の薬が「やせ薬」として自由診療で使われていることが話題になり、日本糖尿病学会も適正な使用を呼びかけています。自分に処方された薬は、自分の治療のために、決められた飲み方で使うことが大切だと感じています。

まとめ

  • フォシーガ(SGLT2阻害薬)は、余分な糖を尿と一緒に排出して血糖値を下げる
  • フォシーガは頻尿・脱水に注意。体調不良で食事がとれない日の対応は主治医に確認しておく
  • リベルサス(経口GLP-1受容体作動薬)は、インスリン分泌を助け、食欲や食後の血糖上昇をおさえる
  • リベルサスは起床後の空腹時にコップ半分以下の水で飲み、30分は飲食しない
  • どちらも自己判断で中止せず、気になる症状があれば主治医・薬剤師に相談する

薬を飲み始めてからHbA1cや体重がどう変わっていくかは、今後の記事で記録していきます。

参考

  • フォシーガ錠 添付文書(PMDA 医薬品医療機器総合機構)
  • リベルサス錠 添付文書(PMDA 医薬品医療機器総合機構)
  • 日本糖尿病学会「SGLT2阻害薬の適正使用に関するRecommendation」
  • 日本糖尿病学会「糖尿病治療ガイド」

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